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第十話 退屈な日々 [第二章]

2011年も、もう8月に入ってしまいました。

今日は久し振りにいい天気で、その前まではというと昨年とは違い雨模様のお天気ばかりが続き、何とも
夏らしくない毎日でした。


それでも、先日の豪雨で大変な目に遭った新潟の方々と比べると、まだ良い方かもしれませんね。


何でも新潟県では1万ヘクタール以上の田んぼが被害を受けたとのことで、今年の収穫に対していろいろ
ご心配されておられる模様です。


豪雨で被害に遭われた全ての方に、謹んでお見舞い申し上げます <(_ _)>




昨年の今頃というと、実は少し前から体調も良くなり、とってもヒマな毎日を過ごしておりました。



その頃の日記を読んで振り返ってみましょう…



7月24日(土)
今日も朝から外は暑そう…


7月25日(日)
今日のガーゼ交換は終了。また涙が出てしまった。痛かった…今日の担当はOOさん、後ほど挨拶に来るとのこと。
09:25

今日はいろいろとお見舞いの人が来てくれた。まずは大Oさん、ちょっと不安だったが、やっぱり長かった…。次にまゆみ夫婦、俊希も一緒に来て、なかなか楽しい時間を過ごすことができた。最後に牧O夫婦。このときはちょうど紀子もいて、なかなか楽しい時間を過ごすことができた。そして最後、チOOから電話。さすがにちゃべ相手に電話で話したくはなかったので、出なかった。
19:55
※ここでいうちゃべとは、ものすごくよくしゃべる人のことです ^^;
  
7月26日(月)
今日もまたいい天気みたい。世間では土用の丑とのこと、う~ん…うなぎが食べたい ^^;
06:17

やっぱりガーゼ交換は痛い。どうしても声が出てしまう…大の男が情けないけど、仕方が無い。しかし、空腹等に関しては良い返事をいただいた。流動食は口から摂る実験をしてみること。口から摂れたら鼻から入っている管は抜く。空腹等にはポカリスエット等のドリンクや、アイスも良いとのこと。ただし、口の中を清潔に保つこと…とのこと ^^;
11:40

流動食を口から入れて飲んだ。とーーーってもマズイ (TT) これはやっぱりチューブで鼻から飲むに限るのかも…
12:20

何でもOKってことで、アップルジュースを1本飲み、アイスクリームを1個食べた。口の中は全く問題ないけど、寝てしまって目覚めたら口の中がドロドロ…食べ終わったらきちんとうがいをしなければならないようだ。
16:20

今日で抗生剤の点滴は終わるとのこと。更に食事も口からのミキサー食になるとのこと…ミキサー食って、一体どんなんだろ???
17:47

考えてみれば手術をしてから今日まで11日間、禁煙してるんだ…へぇー ^^;  このまま続けようっと。
18:06




自分でこのブログを書いてて、何とボクの記憶ってやつはいい加減なんだ…と思いました。



以前に書いた記事で、もうこの頃は流動食を鼻から入れるための管は取れているものだと思っていたのに、
実はまだ取れてなかったんですね ^^;

この後、7月27日の日記で初めて管が取れたことが書いてあります。



7月27日(水)
昨夜のミキサー食、案外食べられたけど、やはり早く歯を作ってもらって普通に食べたいな。だけど、歯茎裏がまだまだ痛いので、もうしばらくは無理なんだろうな。せっかく土用の丑だったので、うなぎを食べたかった…なんちゃって ^^;
今日もいい天気みたいだ。暑くなりそう… そういえば光子おばちゃんが入院してるらしい。昨日7階に入ったとか。ずっと前、内科で会ったとき大腸検査ってのが聞こえたもんなぁ… もしかして今日が手術とかかな?頑張ってね、おばちゃん。
06:29

『本日の担当の小Oです』と言って、ネームを貼り付けていった。彼女で2人目。これをやってくれたら憶えることができる。もうすぐガーゼ交換、やっぱりイヤだなぁ…
10:06

今日のガーゼ交換は、全然痛くなかった。押し込むような感じではなかったからだと思う。毎日こんなんならいいんだけどな ^^
鼻から流動食の管も抜けた。これで何にも縛られていない…のだ。
勝ちゃんとおばちゃんが来て行った。7階に入院しているとのこと。帯状疱疹とのこと。
11:36

高校野球、富商負けよった… せめて決勝までは行ってほしかったんだけど、まぁ仕方が無いか。定位置ショートの奴がピッチャーやってるような学校に負けてるんじゃ、甲子園など行っても一回戦負けに決まってるから、これでいいや…
身体に何も繋がってるものが無くなったら、こんなにも楽になるんだ…の、典型だな。ホントに楽だ。
午後から紀子とオフクロが来ていった。リンパ節のところのは、癌ではなかったと伝えたら、ホントに安心したような顔をしていた。ホントにリンパに癌がなくて良かった…
19:35




これも以前に書いたことですが、リンパ節にガンの転移がなかったことも、この時に初めて分かったんだ…



7月28日(水)
今日もまた暑そうだ。毎日これだけだったら、きっとボケてしまうんだろうな… 今日の予定は、また恐怖のガーゼ交換が午前中、午後からは興亜の中O氏が来る。
08:56

今日のガーゼ交換は、そんなでもなかった。やはり座薬が効いているのだろうか?毎日こんなんならいいのだが…
午前中、太郎丸のお義母さんと、佐Oちゃんがお見えになった。忙しい中、どうもすみません。ありがとうございます。
11:41

正治さん夫婦が来た。寝ていたのでビックリ… 紀子ももうすぐ来るみたいだ。
16:18


7月29日(木)
何と今朝は曇り…入院後?手術後???初めてではないだろうか。 今日のガーゼ交換は全く痛くなかった。ホントに得した気分だ。今日はこの後放射線科の受診がある。
09:29



今回はここまでです。



ホントに毎日がヒマになったものだから、たくさん書いていますね ^^;



こんな感じで8月の終わり頃までは調子が良かったのです。



また長くなっちゃったので、続きは次回に…






コメント(4) 

コメント 4

ぐーちゃん

だんだんに回復され、食欲も出てきて、
普通の生活への意欲が感じられますね。
恐怖のガーゼ交換が痛くない日もあり……。
やっぱり担当の方の腕によるのかな?
お見舞いも、心からうれしい方もあり、そうでもない方も?
人間同士のつきあいは、難しいものです^^;;

いつもなにげなく口にするジュースやアイスクリーム、
手術後の初体験は、さぞ、うれしかったことでしょうね。

え? 1ヵ月後にまた試練の日々がやってくるの?
やっぱり、大変な病気なんですね……。
by ぐーちゃん (2011-08-04 08:40) 

ちあこさん

口から食べるうれしさなんて、普段なら感じることはないのでしょうね。身を持って知るとはまさにこのことかも。

おしゃべりサンは「ちゃべ」っていうんですね。なるほど~!お見舞いもうれしいやら大変やらかな。
by ちあこさん (2011-08-05 00:16) 

horigon

ほんと、この頃は、傍目で見ていても、だんだん回復しているようで
嬉しそうだったもの。だけど、試練はこれからだったんだねぇ。
by horigon (2011-08-05 06:29) 

なかちゃん

♪ご来訪くださいました皆さま、コメントありがとうございました <(_ _)>



♪ぐーちゃんさん、こんにちは ^^
こういうのを普通の生活への意欲と言うのでしょうか?
実はボク自身、この頃の気持ちがよく分からない時があるんです。
もしかしたらまだ頭のどこかで信じていなかったのかもしれませんね…
ガーゼ交換は、痛い日と痛くない日とのギャップがかなり大きかったです。
先生によってでもなく、その日の体調だけでもなく…いつ痛いのかが分からない分だけ
交換前の不安は大きかったんですよ ^^;
お見舞いは、この頃はまだ『誰も来なくてもいいや…』でした。
だから、ホントに親しい人達以外には何の連絡もしていなかったんです。

食物というのは口から食べるのが普通なんですね…
口から食べられるようになって初めて気付きました。
この後の試練…それは、退院の約半月ほど前まで続くものなのです。
それはまた後日 (^^;



♪ちあこさん、こんにちは ^^
仰るとおり、口から物を食べるなんて、普通ならば当たり前過ぎて何も考えることなく
やってることですよね ^^;
ただ、こういう経験をしたことで、世間におられる障害を持った方々に対して、少しは
優しい見方が出来るようになったような気がします。

富山でおしゃべりさんのことを『ちゃべ』と言うのですが、その言葉には少しばかりの
悪意が混じっているかもしれません。
おしゃべりさんというより、喋り過ぎのうるさい奴…という意味がありますね (^^;

お見舞いは、まだまだ普通には話すことができないので、いろいろと質問してくる人は
苦手でした (^^)



♪先輩、こんにちは ^^
はい、この頃はホントに回復具合が目に見えて、『もの凄く退院が早いのでは?』なんて
思ったりもしてました ^^;
まぁ、初めての経験だったから、この後がどうなるかなど予想もつきませんしね…
この後の経過には、ホントにご心配をおかけいたしました <(_ _)>



by なかちゃん (2011-08-05 13:28) 

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