第五話 入院までの日々 その② [第一章]
前回はボクの入院まで大変日数がかかってしまったことなどをお話しました。
実際に、術前の検査だけでも結構順番待ちみたいな感じでしたし、3つの透視的検査が終わってから
きちんとした治療方針を決めるみたいで、時間がかかるのも仕方がなかったのかもしれませんね。
ボクの『うたごえ日誌』をごらんになっていただいている方はご存知だと思いますが、ボクは昨年の
6月29日から5日間、沖縄へ遊びに行っているんです。
もともとこの沖縄旅行は一昨年に行く予定にしておりました。
何故なら、一昨年がボクたち夫婦にとって結婚25周年、つまり銀婚式に当たる年だったんです。
ところが、ちょうど25周年に当たる年に、ボクの親父が不慮の事故で亡くなってしまいました。
仕方がないので、銀婚旅行も次の年まで延期ということになったんです。
更にもうひとつ…我が家の風呂場の周囲にシロアリの野郎が出没するようになってきました。
こちらも家の修理を1年間日延べすることになったんです。
実際今回のことで入院生活をするまでは、自分で言うのもなんだけど、かなり強気な日常生活を営んで
いたと思います。
タバコは毎日2箱~2箱半くらいで、しかもどちらかというと強いと言われる『セブンスター』でした。
ちなみによく聞くタールの値が1mg/1本なのに対して、セブンスターは14mg/1本という数値で、実に14倍ものタールが入っていたんです ^^;
晩酌は毎日ビールの大瓶を2本+適当に焼酎とか…でした。
田んぼの仕事やその他外を出歩くときでも、『男はマックロケなのが一番なのじゃ…』とばかりに、
一切日焼けに対するケアなどしなかったですね。
健康診断や日帰りドック、または何かあって病院に行ったときに『がんに気をつけましょう』などと
書いてあっても、全くどこ吹く風でした。
実際それまで他の方との話題のひとつとして『病院の先生に がんになるぞ… とか 寿命を縮めるぞ…
などと言われてもそんなに堪えなかったけど、そんな生活を続けているとハゲるぞ… と言われた時は
大変ショックで、その先生は上手だなぁと思った ^^』などということを普通に言ってました。
それぐらいに自分の身体には自信を持っていたんだと思います。
そんなボクだったので、やはりがんである旨の宣告を受けた時は少なからずショックでした。
ショックだったというより、信じてなかったのかもしれませんね。
まさか… 冗談じゃない… 何で俺が… 夢なら覚めてくれ… などなどです ^^;
夢も見ました。
山の断崖絶壁の道を歩いて行って、下には大きな川があり、そこから大きな大きなワニが顔を出していて
道を歩いている者が下に落ちて行ってワニに呑み込まれるのです。そして、その落ちる人間は、全てが
喫煙者だったりとか、健康に留意していない者たちでした。
怖くて途中で目が覚めました…
実際にこの夢は、手術が終わるまで何度も見ました。ただし、いつもボクが下に落ちる前で目が覚める
といった終わり方だったんです。
不思議なことに、今はもう全然そんな夢は見なくなりました。
やはり心のどこかで自分の病状に関して恐怖を感じていたんでしょうね。
さて、話を戻してボクたちが沖縄で遊んできたことについてのお話になります。
とにかくボクは自分の身体がまともなうちに、もう一度だけ沖縄で遊びたくて仕方がなかったんです。
何故なら、『7月に受ける手術の後には人相が変わってしまっているかもしれない…』という恐怖感が
あったんですね…
実際に、左側の上顎部を取り去ってしまうと聞いていましたし、入れ歯を入れても顔つきが変わってしまう
可能性はとっても大きいと聞いていました。
それならば、今の普通の顔の時にもう一度だけカミさんと旅行に行って、記念の写真を残しておきたいと
考えました。
それで手術前の、本来ならば安静にしているべき時に、旅行などしたんですね。
さて、結末はというと、やはり思い切って旅行をして大正解でした v(^^)v
ホントに楽しかったです。
カミさんにはやはり心より感謝しなければなりませんね ^^;
そのときのお話は、こちらです。
2010年7月6日 沖縄旅行 其の壱
2010年7月9日 沖縄旅行 其の弐
2010年7月12日 沖縄旅行 其の参
ただ、大正解だったというのは、今ではボクの人相が大きく変わってしまったとかいう意味ではありません。
カミさんと一緒に楽しい時間を過ごすことが出来たとの気持ちがスッゴク大きいですね ^^
ただ残念だったのは、シュノーケリングをやる時に、口に咥える呼吸用の道具…何でしたっけ?????
が、歯が痛くてきちんと咬むことが出来なかったってところですかね…
もうひとつは、4泊5日で遊びに行ったんだけど、時間が全く足りなかったってことですね (^^;
でも、とにかく楽し~~~~~い時間を過ごしてまいりました v(^^)v
今となって思うのは、やはり病気になる前にもっとカミさんを楽しませてやりたかったってことですね。
遊びに行ったのは事実だけど、やはり旅の間中カミさんはボクの心配をしていたと思います。
もう少し早く、勇気を持って一緒に遊びに出るべきだったかも…という思いが残ってしまいました。
今からでは遅いかもしれないけど、同じ後悔を2度としたくないという思いもあります。
ですから、今年もまたカミさんと遊びに行くことに決めました。
行けなくなってから『行っておけば良かった…』なんてのは、もう二度とゴメンです。
今年も4泊5日で沖縄へ、今年は特に石垣島に拘って遊んでこようと思っています。
カミさんへの罪滅ぼしとなるのか?はたまた単なる自己満足になってしまうのか?????果たして
どんな結果となるのやら…
実際に行くのは7月の10日から5日間です。
皆様方にかわいがっていただいているボクの『健康バンザイ』ですが、入院前のお話は今回までですが、
つまらん内容でごめんなさいね (^^;
次回からは病院に入院してからのお話となります。
どうもありがとうございました (^^)
実際に、術前の検査だけでも結構順番待ちみたいな感じでしたし、3つの透視的検査が終わってから
きちんとした治療方針を決めるみたいで、時間がかかるのも仕方がなかったのかもしれませんね。
ボクの『うたごえ日誌』をごらんになっていただいている方はご存知だと思いますが、ボクは昨年の
6月29日から5日間、沖縄へ遊びに行っているんです。
もともとこの沖縄旅行は一昨年に行く予定にしておりました。
何故なら、一昨年がボクたち夫婦にとって結婚25周年、つまり銀婚式に当たる年だったんです。
ところが、ちょうど25周年に当たる年に、ボクの親父が不慮の事故で亡くなってしまいました。
仕方がないので、銀婚旅行も次の年まで延期ということになったんです。
更にもうひとつ…我が家の風呂場の周囲にシロアリの野郎が出没するようになってきました。
こちらも家の修理を1年間日延べすることになったんです。
実際今回のことで入院生活をするまでは、自分で言うのもなんだけど、かなり強気な日常生活を営んで
いたと思います。
タバコは毎日2箱~2箱半くらいで、しかもどちらかというと強いと言われる『セブンスター』でした。
ちなみによく聞くタールの値が1mg/1本なのに対して、セブンスターは14mg/1本という数値で、実に14倍ものタールが入っていたんです ^^;
晩酌は毎日ビールの大瓶を2本+適当に焼酎とか…でした。
田んぼの仕事やその他外を出歩くときでも、『男はマックロケなのが一番なのじゃ…』とばかりに、
一切日焼けに対するケアなどしなかったですね。
健康診断や日帰りドック、または何かあって病院に行ったときに『がんに気をつけましょう』などと
書いてあっても、全くどこ吹く風でした。
実際それまで他の方との話題のひとつとして『病院の先生に がんになるぞ… とか 寿命を縮めるぞ…
などと言われてもそんなに堪えなかったけど、そんな生活を続けているとハゲるぞ… と言われた時は
大変ショックで、その先生は上手だなぁと思った ^^』などということを普通に言ってました。
それぐらいに自分の身体には自信を持っていたんだと思います。
そんなボクだったので、やはりがんである旨の宣告を受けた時は少なからずショックでした。
ショックだったというより、信じてなかったのかもしれませんね。
まさか… 冗談じゃない… 何で俺が… 夢なら覚めてくれ… などなどです ^^;
夢も見ました。
山の断崖絶壁の道を歩いて行って、下には大きな川があり、そこから大きな大きなワニが顔を出していて
道を歩いている者が下に落ちて行ってワニに呑み込まれるのです。そして、その落ちる人間は、全てが
喫煙者だったりとか、健康に留意していない者たちでした。
怖くて途中で目が覚めました…
実際にこの夢は、手術が終わるまで何度も見ました。ただし、いつもボクが下に落ちる前で目が覚める
といった終わり方だったんです。
不思議なことに、今はもう全然そんな夢は見なくなりました。
やはり心のどこかで自分の病状に関して恐怖を感じていたんでしょうね。
さて、話を戻してボクたちが沖縄で遊んできたことについてのお話になります。
とにかくボクは自分の身体がまともなうちに、もう一度だけ沖縄で遊びたくて仕方がなかったんです。
何故なら、『7月に受ける手術の後には人相が変わってしまっているかもしれない…』という恐怖感が
あったんですね…
実際に、左側の上顎部を取り去ってしまうと聞いていましたし、入れ歯を入れても顔つきが変わってしまう
可能性はとっても大きいと聞いていました。
それならば、今の普通の顔の時にもう一度だけカミさんと旅行に行って、記念の写真を残しておきたいと
考えました。
それで手術前の、本来ならば安静にしているべき時に、旅行などしたんですね。
さて、結末はというと、やはり思い切って旅行をして大正解でした v(^^)v
ホントに楽しかったです。
カミさんにはやはり心より感謝しなければなりませんね ^^;
そのときのお話は、こちらです。
2010年7月6日 沖縄旅行 其の壱
2010年7月9日 沖縄旅行 其の弐
2010年7月12日 沖縄旅行 其の参
ただ、大正解だったというのは、今ではボクの人相が大きく変わってしまったとかいう意味ではありません。
カミさんと一緒に楽しい時間を過ごすことが出来たとの気持ちがスッゴク大きいですね ^^
ただ残念だったのは、シュノーケリングをやる時に、口に咥える呼吸用の道具…何でしたっけ?????
が、歯が痛くてきちんと咬むことが出来なかったってところですかね…
もうひとつは、4泊5日で遊びに行ったんだけど、時間が全く足りなかったってことですね (^^;
でも、とにかく楽し~~~~~い時間を過ごしてまいりました v(^^)v
今となって思うのは、やはり病気になる前にもっとカミさんを楽しませてやりたかったってことですね。
遊びに行ったのは事実だけど、やはり旅の間中カミさんはボクの心配をしていたと思います。
もう少し早く、勇気を持って一緒に遊びに出るべきだったかも…という思いが残ってしまいました。
今からでは遅いかもしれないけど、同じ後悔を2度としたくないという思いもあります。
ですから、今年もまたカミさんと遊びに行くことに決めました。
行けなくなってから『行っておけば良かった…』なんてのは、もう二度とゴメンです。
今年も4泊5日で沖縄へ、今年は特に石垣島に拘って遊んでこようと思っています。
カミさんへの罪滅ぼしとなるのか?はたまた単なる自己満足になってしまうのか?????果たして
どんな結果となるのやら…
実際に行くのは7月の10日から5日間です。
皆様方にかわいがっていただいているボクの『健康バンザイ』ですが、入院前のお話は今回までですが、
つまらん内容でごめんなさいね (^^;
次回からは病院に入院してからのお話となります。
どうもありがとうございました (^^)
2011-06-22 22:51
コメント(4)
最初の大変な年、銀婚式だったんですね。
それは、おめでとうございました。
うちなどまだ15年とちょっと、ひよっこです。
タバコを2箱にビール2本?
それはまた強気な……。
今となって言えることですが、天からの警鐘だったのかも……。
ご家族が多いと夫婦二人での旅行も、なかなか実行できませんね。
普通は一生気がつかない奥様孝行、気づいてよかったじゃないですか(^^)
うちなんか夫婦二人だけだから、ずいぶん甘やかしてもらっていると思います^^;;
今年は石垣島? なかちゃんは海が好きなんですね~。
気が早いけど、旅行記が楽しみ~。
大変な年続きだったけど、今はじっくり振り返ることができて、よかったです♪
by ぐーちゃん (2011-06-23 08:26)
銀婚式まであと14年。お互いを思いやれる夫婦に育っていきたいです。
今年の旅行はもっと純粋に楽しめるでしょうね、旅行記楽しみにしております。
by ちあこさん (2011-06-25 07:26)
よほど人間の出来た方は知りませんが、普通の人間は、自分が健康を損ねて
はじめて、その有難さに気づくものです。奥さんや家族の優しさも同じですね。
今からでも、長い長い人生が残されているんですから、旅行も大いに結構じゃ
ないですか。人間どうせゴールはあるんだから、生きているうちに、精一杯、
楽しみたいものですね。
by horigon (2011-06-25 17:15)
♪ご来訪くださいました皆さま、コメントありがとうございました (^^)
♪ぐーちゃんさん、こんばんは ^^
別れさえしなければ銀婚式などは勝手にやってくるのであって、まだまだ我が家も
ひよっこです ^^;
はい、ビールはともかくタバコに関しては大変なことをしていたものだと思います。
代償は大きかったけど、今となれば止めることができてホントによかったです。
夫婦での旅行なんて、サラリーマン時代には考えたことはありませんでした。
今は自営となり時間がかなり自由に使えるからこんなことを考えるのかな?
そんなことしとらんと、もっと頑張って稼ぎに行けばいいのにね ^^;
おっしゃるとおり、ボクは海が大好きなんです。
だけど、そろそろマックロケは考えを変えたほうがいいかもしれませんね (^^)
♪ちあこさん、こんばんは ^^
ちあこさんのお宅は、我が家なんかと比べるととてもお互いを思いやっておられると
思いますよ。
年数は問題ではないのかもしれませんね。
今年の旅行記はどんなのになるのでしょう…行く前から楽しみです (^^)
♪先輩、こんばんは ^^
はい、ボクも健康を損なってみて初めていろんなことに気づきました。ホントに
ありがたいです。
旅行は毎年というのは財政的にも厳しいかもしれませんが、何とか食べて行けるので
あれば、出来るだけ楽しみたいものです。
ホントに、生きてるうちに精一杯…ですね (^^)
by なかちゃん (2011-06-26 18:01)