第十九話 ちょっとした変化 [第二章]
今年の５月より書き始めたこのブログですが、こちらでのネタというか、拠り所はボクが入院していた
ときに書いていた日記です。
プリントアウトしたものを読み直していると、大体前回までで半分くらいをご紹介したことになりますね。
まだここからしばらくは痛いお話ばかりで、ボク自身が読んでて暗～くなってくるような内容なので、
代わり映えのしない内容と、ＯＯさんが来た…については少し割愛させていただきます。
９月２４日(金)
また夜中に目が覚めてしまった。大体２時間に１回の割合で目覚めてしまう。痛いのを何とかしたいと考えていたら、マスクをすればどうだろう？と思ったので、実験的に付けてみて寝た。悪くないような、ほとんど変わらないような… でもさっきは寝つきはとっても良かった。だけど、寝ている時より起きている時の方が違ったりして。実際マスクをしていたら口の中が乾燥はしづらいとは思う。ただそれだけなんだけど ＾＾；
4:11
９月２５日(土)
結局朝までに４回？目が覚める。２時間に１度のペースだ。入院してて、いつ寝ても関係ないからいいけど、退院して仕事が忙しかったりしたら大変だ…って、そんな時は目覚めないかな？
今日で７３日目？ホントに早いもんだ… 今の部屋の中は24.7℃、今までと比べると少し肌寒い気がする。
6:52
９月２６日(日)
隣の部屋、きっと婆さんだと思うけど、真夜中にずっとうるさい。昨夜は２度も目が覚めてしまった。今度うるさかったら直接文句を言いたいくらいだ。そして、その付き添いのオバハンも廊下でしゃべってやがる。これもうるさい。これこそ今度うるさかったら文句を直接言ってやる。
そういえば、今日も１日中ＣＴ検査室の工事の音がやかましかった。まぁ、これは仕方がないことだけど･･･
そして食事、お昼なんて食べられる物が全然なかった。酢の物と八宝菜とキウイ…全く『冗談じゃねえぞ』ってな感じだ。結局ご飯だけをインスタント味噌汁で食べ、後は売店で『助六』とプリンと小饅頭を買って食べた。全く勿体無い話だ。
さあ、明日は籾摺りだ。それさえ終わればほとんどの仕事が終わる。早く終わらせて楽になりたい。
18:12
９月２７日(月)
また目が覚めた。ただいまAM02:03… 今夜の場合は隣のバアサンの声ではないので、大した不快感もない。ただ口の中が痛いだけ。今日は籾摺りだ。さて、もう少し眠ろう。
2:04
何故だか今夜は眠れない…
3:06
よっしゃ、いい天気だ。今日中に籾摺りと機械と納屋の掃除が全部終わればいいな。頑張ろう。
6:31
９月２８日(火)
昨日か１日作業をして、籾摺りと納屋の片付けのほとんどを終わることが出来た。これで今年の秋はほぼおしまい。３人の叔父さんたち、オフクロ、紀子、そして子供達、ありがとう。今日からは少し病院で楽をすることにするよ （＾＾）
8:39
今日も口内炎は治らなかった。一体いつまで続くのか… もともと自分でそういうのに強いなんて勝手に考えていたもので、ここまで痛みが続くとは考えてもみなかった。早く治ってほしい。
22:02
９月２９日(水) ７７日目
久しぶりにのんびりと過ごそうかな？あっ、だけど押Ｏオヤジの計上せんといかんのだ… それをとっとと終わらせてからの～～んびりしてやろう （＾＾）
9:28
今日のお昼に『チャーシューメン』が出た。さてどうしたものかと思ったが、食べられるかどうか…とにかく食べてみようと思い食べてみた。薄味だったおかげでか、何とか食べられた。これは発見、少し食べる範囲が広がりそうだ （＾＾）
13:07
今日のチャーシューメンはビックリだったけど、食べる楽しみが増えたと思いたい。少しずつ良くなっていると信じたい。じゃないとやってられない…
19:32
自分でいうのもなんですが、ボクはオバＱの小池さんくらいにラーメンが大好きなんです。
小池さんって分からないかな？え～～っと…要はいつ見てもラーメンを食べてるオジサンですね ＾＾；
生タイプのも好きだし、インスタントも好きです。カップもOKなんだけど、やはりお店で食べるラーメンが
一番好きですね。
そんなボクが入院中に密かに思っていたのが、『退院したら腹いっぱいラーメンとカレーを食べてやる』
でした。そして、入院中はどんなに食べたくてもお店には入らないことに決めていたんです。そんなん
だったので、食事でチャーシューメンなんかが出てきたときにはビックリしました。きっと、かなり涼しく
なってきたから出たんだと思います。でも、食べられるかどうか…とっても不安でした。
９月３０日(木)
とうとう９月も最終日、まさか１０月まで入院したままだとは思いもよらなかった。口の中は相変わらず痛くて、昨夜も何度も目が覚めて、午前４時過ぎからはずっと起きていた。
先生が『リップクリームなら市販のものでもいいでしょ』だって。そんなんだったら、もっと早く買って使えば良かったような気がする。寝ている時の唇の渇きが、今は一番痛い。
11:48
午後から飯Ｏさんの奥さんが来た。『何にも持ってない、手ぶらだよ…』って言っていたが、別にそれは構わない。むしろ、ここに来て何か気持ちの約に立てるなら、どんどん来てくれればいいな。ただ、ボクの入院を松Ｏさんに言っちゃったってのは、反則ですぞ…
看護師が、昨夜と今夜夕食の最中に『いかがですか？』と部屋に来た。今夜などは、『片付けますよ』などと言って入ってきたが、『構わないでほしい。むしろ夕食時は入ってこないでくれ』と言って帰ってもらった。特に他意はないから、ホントに構わないでほしい。
20:13
１０月１日(金)
とうとう１０月になってしまった。お盆ごろの感じでは９月にさえも入るかどうかという感じだったのに、副作用が出てからは大変だ。あとどのくらいか…正直不安だ。
今日は１日外出することにした。籾摺りの残り作業と、米の宅配とを片付けよう。
9:25
１０月２日(土) ８０日目
とうとう８０日目に突入しちゃったい。入院が決まってからは、入院給付金欲しさに、最初先生に言われた３ヶ月を何とか達成したいと思っていたけれど、いざ３ヶ月が近付いてくると『ホントに３ヶ月で退院できるのだろうか？』が気にかかる。このペースではきっと無理だろうと思う。そうなるとかえって退院したい…が、口の中も早く治ってほしい。
今日はまたいい天気だ。どこかに写真を撮りに行くのにもってこいの爽やかな秋空だ。あ～あ…遊びに行きたい （＾＾；
9:18
さて…一昨日と一昨昨日、看護師さんに『食事中は構わないでほしい』と言った件だが、どうやら自分達の胸の中に収められてしまったらしい。今夜は広Ｏさんが来た。みんなホントに俺のことを気に掛けて来てくれるのだから、本来ならば大喜びしなければならないのだが、さすがに昨夜は泣けてきてしまった。いや、泣いてしまった。こんな情けない食事の仕方など絶対に見られたくない、こんな汚い食べ方は見せたくない、普通に食べたいのに食べられない… スッゴク悔しい。何故だか分からんけど大粒の涙がたくさん出てしまった。広Ｏさんが悪いわけでも何でもない、ただ自分が情けなかっただけ…
19:38
口の中の痛みがずっと続いていたんだけど、実は食事中の食べ方はとても美しくない食べ方…というか、
はっきり言って汚い感じだったんですね。
普通に咀嚼することが出来ないものだから、全ての食べ物を小さく切って、ご飯にはみそ汁やスープ等の
汁物をかけてスプーンで食べる…そんな汚い食べ方だけど、出てきたものは何とかして食べたいという
想いがありました。
食べなければ治りも遅いという想いや、痛いということで他人と同じことが出来ないというのが悔しいという、
変な負けず嫌いの部分が顔を出していたというのもあったのかもしれません ＾＾；
だけど、そんな状態なので食べるのがとっても遅いんですね。だから食事中に看護師さんが入ってくるのを
とても嫌がってしまいました。
また痛い痛いばっかりの話になっちゃってゴメンナサイ。
今回のタイトルにある『ちょっとした変化』というのは、思いもよらずチャーシューメンが食べられたって
ことです。
だけど、これから後はホントに少しずつですが状態が改善し、気持ちも少しずつ前向きになって行きます。
ということで、これから先はまた次回以降に （＾＾）
ときに書いていた日記です。
プリントアウトしたものを読み直していると、大体前回までで半分くらいをご紹介したことになりますね。
まだここからしばらくは痛いお話ばかりで、ボク自身が読んでて暗～くなってくるような内容なので、
代わり映えのしない内容と、ＯＯさんが来た…については少し割愛させていただきます。
９月２４日(金)
また夜中に目が覚めてしまった。大体２時間に１回の割合で目覚めてしまう。痛いのを何とかしたいと考えていたら、マスクをすればどうだろう？と思ったので、実験的に付けてみて寝た。悪くないような、ほとんど変わらないような… でもさっきは寝つきはとっても良かった。だけど、寝ている時より起きている時の方が違ったりして。実際マスクをしていたら口の中が乾燥はしづらいとは思う。ただそれだけなんだけど ＾＾；
4:11
９月２５日(土)
結局朝までに４回？目が覚める。２時間に１度のペースだ。入院してて、いつ寝ても関係ないからいいけど、退院して仕事が忙しかったりしたら大変だ…って、そんな時は目覚めないかな？
今日で７３日目？ホントに早いもんだ… 今の部屋の中は24.7℃、今までと比べると少し肌寒い気がする。
6:52
９月２６日(日)
隣の部屋、きっと婆さんだと思うけど、真夜中にずっとうるさい。昨夜は２度も目が覚めてしまった。今度うるさかったら直接文句を言いたいくらいだ。そして、その付き添いのオバハンも廊下でしゃべってやがる。これもうるさい。これこそ今度うるさかったら文句を直接言ってやる。
そういえば、今日も１日中ＣＴ検査室の工事の音がやかましかった。まぁ、これは仕方がないことだけど･･･
そして食事、お昼なんて食べられる物が全然なかった。酢の物と八宝菜とキウイ…全く『冗談じゃねえぞ』ってな感じだ。結局ご飯だけをインスタント味噌汁で食べ、後は売店で『助六』とプリンと小饅頭を買って食べた。全く勿体無い話だ。
さあ、明日は籾摺りだ。それさえ終わればほとんどの仕事が終わる。早く終わらせて楽になりたい。
18:12
９月２７日(月)
また目が覚めた。ただいまAM02:03… 今夜の場合は隣のバアサンの声ではないので、大した不快感もない。ただ口の中が痛いだけ。今日は籾摺りだ。さて、もう少し眠ろう。
2:04
何故だか今夜は眠れない…
3:06
よっしゃ、いい天気だ。今日中に籾摺りと機械と納屋の掃除が全部終わればいいな。頑張ろう。
6:31
９月２８日(火)
昨日か１日作業をして、籾摺りと納屋の片付けのほとんどを終わることが出来た。これで今年の秋はほぼおしまい。３人の叔父さんたち、オフクロ、紀子、そして子供達、ありがとう。今日からは少し病院で楽をすることにするよ （＾＾）
8:39
今日も口内炎は治らなかった。一体いつまで続くのか… もともと自分でそういうのに強いなんて勝手に考えていたもので、ここまで痛みが続くとは考えてもみなかった。早く治ってほしい。
22:02
９月２９日(水) ７７日目
久しぶりにのんびりと過ごそうかな？あっ、だけど押Ｏオヤジの計上せんといかんのだ… それをとっとと終わらせてからの～～んびりしてやろう （＾＾）
9:28
今日のお昼に『チャーシューメン』が出た。さてどうしたものかと思ったが、食べられるかどうか…とにかく食べてみようと思い食べてみた。薄味だったおかげでか、何とか食べられた。これは発見、少し食べる範囲が広がりそうだ （＾＾）
13:07
今日のチャーシューメンはビックリだったけど、食べる楽しみが増えたと思いたい。少しずつ良くなっていると信じたい。じゃないとやってられない…
19:32
自分でいうのもなんですが、ボクはオバＱの小池さんくらいにラーメンが大好きなんです。
小池さんって分からないかな？え～～っと…要はいつ見てもラーメンを食べてるオジサンですね ＾＾；
生タイプのも好きだし、インスタントも好きです。カップもOKなんだけど、やはりお店で食べるラーメンが
一番好きですね。
そんなボクが入院中に密かに思っていたのが、『退院したら腹いっぱいラーメンとカレーを食べてやる』
でした。そして、入院中はどんなに食べたくてもお店には入らないことに決めていたんです。そんなん
だったので、食事でチャーシューメンなんかが出てきたときにはビックリしました。きっと、かなり涼しく
なってきたから出たんだと思います。でも、食べられるかどうか…とっても不安でした。
９月３０日(木)
とうとう９月も最終日、まさか１０月まで入院したままだとは思いもよらなかった。口の中は相変わらず痛くて、昨夜も何度も目が覚めて、午前４時過ぎからはずっと起きていた。
先生が『リップクリームなら市販のものでもいいでしょ』だって。そんなんだったら、もっと早く買って使えば良かったような気がする。寝ている時の唇の渇きが、今は一番痛い。
11:48
午後から飯Ｏさんの奥さんが来た。『何にも持ってない、手ぶらだよ…』って言っていたが、別にそれは構わない。むしろ、ここに来て何か気持ちの約に立てるなら、どんどん来てくれればいいな。ただ、ボクの入院を松Ｏさんに言っちゃったってのは、反則ですぞ…
看護師が、昨夜と今夜夕食の最中に『いかがですか？』と部屋に来た。今夜などは、『片付けますよ』などと言って入ってきたが、『構わないでほしい。むしろ夕食時は入ってこないでくれ』と言って帰ってもらった。特に他意はないから、ホントに構わないでほしい。
20:13
１０月１日(金)
とうとう１０月になってしまった。お盆ごろの感じでは９月にさえも入るかどうかという感じだったのに、副作用が出てからは大変だ。あとどのくらいか…正直不安だ。
今日は１日外出することにした。籾摺りの残り作業と、米の宅配とを片付けよう。
9:25
１０月２日(土) ８０日目
とうとう８０日目に突入しちゃったい。入院が決まってからは、入院給付金欲しさに、最初先生に言われた３ヶ月を何とか達成したいと思っていたけれど、いざ３ヶ月が近付いてくると『ホントに３ヶ月で退院できるのだろうか？』が気にかかる。このペースではきっと無理だろうと思う。そうなるとかえって退院したい…が、口の中も早く治ってほしい。
今日はまたいい天気だ。どこかに写真を撮りに行くのにもってこいの爽やかな秋空だ。あ～あ…遊びに行きたい （＾＾；
9:18
さて…一昨日と一昨昨日、看護師さんに『食事中は構わないでほしい』と言った件だが、どうやら自分達の胸の中に収められてしまったらしい。今夜は広Ｏさんが来た。みんなホントに俺のことを気に掛けて来てくれるのだから、本来ならば大喜びしなければならないのだが、さすがに昨夜は泣けてきてしまった。いや、泣いてしまった。こんな情けない食事の仕方など絶対に見られたくない、こんな汚い食べ方は見せたくない、普通に食べたいのに食べられない… スッゴク悔しい。何故だか分からんけど大粒の涙がたくさん出てしまった。広Ｏさんが悪いわけでも何でもない、ただ自分が情けなかっただけ…
19:38
口の中の痛みがずっと続いていたんだけど、実は食事中の食べ方はとても美しくない食べ方…というか、
はっきり言って汚い感じだったんですね。
普通に咀嚼することが出来ないものだから、全ての食べ物を小さく切って、ご飯にはみそ汁やスープ等の
汁物をかけてスプーンで食べる…そんな汚い食べ方だけど、出てきたものは何とかして食べたいという
想いがありました。
食べなければ治りも遅いという想いや、痛いということで他人と同じことが出来ないというのが悔しいという、
変な負けず嫌いの部分が顔を出していたというのもあったのかもしれません ＾＾；
だけど、そんな状態なので食べるのがとっても遅いんですね。だから食事中に看護師さんが入ってくるのを
とても嫌がってしまいました。
また痛い痛いばっかりの話になっちゃってゴメンナサイ。
今回のタイトルにある『ちょっとした変化』というのは、思いもよらずチャーシューメンが食べられたって
ことです。
だけど、これから後はホントに少しずつですが状態が改善し、気持ちも少しずつ前向きになって行きます。
ということで、これから先はまた次回以降に （＾＾）
2011-10-19 22:15
コメント(4)
ラーメン大好き小池さん分かりますよ。思いがけず変化をカンジタのがラーメンだなんて縁が深いのかも～。これから少しづつ前進していく話題に転ずるんですね♪
弱ってる自分を見られるのが嫌だったんでしょうか？負けず嫌いという表記のなかちゃんのそういう気持ちはよくわかる位がします。
ワタシは負けず嫌いというか、ヘタレなのに強がりな方なので（＾＾；
by ちあこさん (2011-10-21 23:11)
♪ちあこさん、こんばんは ＾＾
おぉ、ちあこさんも小池さんご存知でしたか ＾＾；
ホントに自分の大好きなもので前進を感じたなんて、ラーメンには縁があるんですね ＾＾；
普通に食べることが出来ずに、自分で見ても汚い食べ方になってる…これはホントに
嫌でした。
ボクもヘタレなのに強がりです。これも同じですね （＾＾）
by なかちゃん (2011-10-22 19:02)
遅くなりました。
東京の実家に行っていて、さっき帰ってきました（＾＾）
酢の物に八宝菜にキウイ？
なんだか、刺激のありそうなものばかり。
患者さんの状態にあわせて内容を変えればいいのに……。
小池さん、小さな目にメガネ、口がビヨヨ～ンとした人ですね。
「ラーメンの小池さん」、もちろん、知ってますよ～。
汁物は熱くて食べにくいかと思ったけど、OKだったんですね。
退院した後の楽しみに近い食べ物が出てきて、懐かしかったですか？
ただでさえ辛いのに、食べるのが一苦労、というのは大変ですね。
米を作っているおうちでは、ご飯もおいしくなかったことでしょう。
コシヒカリ農家では、うちで炊いたご飯が一番おいしい、ですよね！
by ぐーちゃん (2011-10-23 17:35)
♪ぐーちゃんさん、こんばんは ＾＾
とっても刺激の強い食べ物ばかり出てきて、ますます食欲がなくなってしまいました。
ぐーちゃんさんも小池さんはご存知でしたか…良かった ＾＾；
病院の食事は、熱い物も熱い内には出てこないので、ラーメンもしっかりのびたような
物が出てきたんです。でも、熱い物もNGなので、それだけは助かりました。
ご飯はとにかく食べることというか、流し込むことだけを考えていたので、味は二の次
三の次でした。
やはり自宅のご飯が一番です （＾＾）
by なかちゃん (2011-10-26 22:33)